部屋に馴染むスネークラックを自作してみた

どうも、cocoroです。

そしてこちらはうちのお蛇たち。の後ろ姿。
(集合写真を撮りたかったのに、一目散に逃げる後ろ姿しか捉えることしかできなかった)

ほとんどボール、コーンもいるけどフレームアウト

今回、骨とは全然関係ありませんが、お蛇たちのお話をしてしまおう?

もともとはレプタイルボックスで飼育していましたが、蛇が増えてきたので管理のしやすいスネークラックの導入を検討。

しかし、そこそこお値段しますね(12万〜20万くらい?)

とはいえ、リビングに置くので衣装ケースを使うには外見が気になる。。。 

ということで、なるべく安く、部屋に馴染むスネークラックを自作してみました。

以下、制作の流れや使用感など、スネークラックを自作したい人のご参考になればと、まとめてみました。

※大人二人で制作しています。女性一人では難しいかも。

完成図

材料

自作といっても、全くの0からではなく、蛇用ではないものを組み合わせてスネークラックにするって感じ。

主に使うのがこちら

無塗装なので、好みの色を塗れる&段数は必要な分自由に足せる!

サイズは、幅50.5×奥行37×高さ16cm

まるで、ボールパイソン用に作ってくれたのかな?ってくらい、ちょうどいいサイズ感。
メスのフルアダルトは厳しいかもですが、オスなら終生飼育できるかもー

さらにIKEAのイーヴァル1段にぴったり2つ入るサイズ!

この二つの組み合わせ、大発見では?と自画自賛したり。

強いていうなら、暗いところが好きな蛇なので、暗めの色のボックスも作って欲しいです、無印さん。

その他使用するものはこちら

  • 塗料(BRIWAX JACOBEAN)
  • 刷毛
  • ヒートケーブル(ZOOMED レプティヒートケーブル 150W 16m)
  • ダイソーのシューズケース
  • 長さ6cm以上のビス

無印良品のボックスはボールパイソン(コーンスネーク)のアダルト用、ダイソーのシューズケースはベビー用です。

費用

品名単価個数小計
棚板¥1,50010¥15,000
サイドユニット¥3,0002¥6,000
タブ(大)¥89012¥10,680
タブ(小)¥1006¥600
ブライワックス¥3,5001¥3,500
ヒートケーブル¥12,0001¥12,000
¥47,780

アダルト12匹、ベビー6匹が入るスネークラックを総額5万円以下に抑えることができました。

ベビー棚を用意したのは、いずれボールの繁殖もやってみたいなぁと思っているので。将来生まれてくるベビーたちの為です☺️

アダルトのみで作ると14匹くらい可能かな?

ヒートケーブルを追加すれば、もっと多くの蛇を収納することが可能です。

制作手順

塗装

塗料は他の家具とテイストを合わせるため、古材のような自然な仕上げになるというブライワックスを使用しました。

今回初めて使ってみたのですが、なんと融点20度らしい。

作り始めた5月はまだ固形だったのですが、6月に入って気温が上がり液体化してしまいました。笑

固形だった時は布で、液化してからは刷毛で塗装しています。

①布(刷毛)で塗装

②乾いた布で拭き取る

③たわしで磨く

後から色移りしないよう、布とたわしで余分な塗料をしっかり拭き取るのが大事みたい。

板に溝を掘る

電動トリマーで、ヒートケーブルを埋める用の溝を2本掘ります。

ケーブルの直径が約4mmなので、深さも4mmにしました。

これより浅いと、出し入れする時にひっかるし、深いと温度が伝わりません。

組み立て

棚を組み立てます。

イーヴァルの柱にはもともと穴があいておりある程度の高さは調整できますが…

これでは蛇が脱走しちゃうので、ボックス上の隙間は3mmほどにする必要がありました。

最初、穴を開けて高さを調整しようと考えたのですが、これがなかなか難しい。

穴あけ失敗

長さ7cmのビスで直接固定することにしました。

①横に倒した状態で、まずは図のように組みます。

②厚さ3mmの板をはさみ、無印のボックスを二つ並べ高さを決めて次の棚をビス留めします。

③必要分の棚を固定して完成。

作業風景

一番下の段は、飼育用品などを入れるスペースとして活用しています。

ヒートケーブルを這わす

棚板に掘った溝にヒートケーブルを通します。

各棚の端はタッカーでヒートケーブルを固定します。

16mのケーブルにはアダルト12匹、ベビー6匹が最大でした。

これ以上増やすには追加のケーブルが必要そうです。

テスト可動

ヒートケーブルに電源を入れ、1週間ほど蛇を入れずに可動しました。

だいたい、室温24度で、ケーブルの真上が30.5度、中央が27度、低いところで26度という感じ。

温度管理はSwitchbotで行い、32度以上になったらオフになるように制御しています。

ちなみに、無印ボックスの下に、アルミテープを貼って伝熱性を高めようしましたが、逆効果だったのでやめました。

夏場では33度以上になるので、サーモ管理は必須です。

蛇を投入して完成

使用感

1ヶ月ほど経ちますが、トラブルもなく使用できています。

ボックスが半透明なので、蛇の姿がぼんやりと見えて可愛いです笑

また、スネークラックは蓋がないのでメンテナンスが楽になりました。

ひとつ懸念点は、ヒートケーブルの温度。

冬は暖房をいれていても室温20度きってしまう環境なので、ヒートケーブルだけでは無理そうです。パネルヒーターの追加、温室化なども検討しています。

取り合えず春夏にはこの装備で問題なさそう。

最後に

以上がスネークラックを自作してみた流れでした。

リビングにも馴染むいいラックができたと思います。

あまり関係ないけど、骨屋としてブログを書くからには、最後に骨の話でもねじ込んでおこうかな。

骨屋では、「亡くなったペットを骨格標本として残す」ことを弔い方のひとつの方法として提案しています。

これは、過去ご依頼をうけ制作した蛇さんたちです。

ペットの骨制作詳細は以下のバナーからどうぞ。

ご覧いただきありがとうございました。

ペットの骨格標本制作
cocoro

このブログの筆者

cocoro

"標本葬"として、亡くなったペットの骨制作を請け負う仕事をしています。(詳細はこちら)
骨を使った作品をEC/実店舗への委託販売/イベントへの出展等にて販売も。
たくさんのお蛇とヤモリ、亀、ハリネズミたちと暮らしてます。                

関連記事