爬虫類が死んでしまった – 土葬?火葬?それとも「標本葬」

こちらは筆者の飼っているアオダイショウの蛇くん。
世話をしているとふと思いした。

脱走するアオダイショウ

「爬虫類を飼われている方は亡くなった時どうするのだろう…」

最近、ペットの火葬というのが一般的になってきましたが、なんとなく爬虫類の火葬というイメージがわかないのです。
そこで、爬虫類が亡くなった後、どのような方法があるのか調べてみました。

土葬

一番最初に思い浮かんだ方法です。もっとも手軽で一般的なのかなと思います。
ただ、調べてみると他人の土地や公共の場に埋めることは軽犯罪法に抵触するようです。
ご自宅(私有地)でしたら問題ないでしょう。

火葬

なんとなくペットの火葬と言って思い浮かべるのは犬・猫・ウサギ…あまり爬虫類のイメージがないですが、調べてみると爬虫類でも火葬してくれる業者さんは多く存在してる様子。
そこで一番気になるのは、やっぱり価格。
うちの子、約1.5メートルの蛇くんが亡くなった場合を考えて、大体いくらくらいなのか調べてみました。
業者さんによっては、いろんなプランがありますが、家に来て火葬してもらい、お骨を受け取る、というのをイメージしてプランを選びました。

A社 19,500円
B社 17,000円
C社 19,000円

大体2万円程度でできる様です。

骨壺・遺骨カプセル

火葬業者によって、呼び名や種類も違いますが、さまざまな供養の仕方があるようなのでまとめてみました。

骨壺

人間と同じように、火葬後の骨を骨壺に入れて自宅で保管ができるます。
猫や犬の形をしたかわいらしいものもあります。
ただ、蛇やトカゲ、亀といった爬虫類の骨壺は探した限り見当たりませんでした…。

遺骨カプセル、分骨カプセル、メモリアルカプセル

様々な呼び方がある様です。金属製のカプセルの中に骨や体の一部を入れて持ち歩けるというもの。

パウダー加工

散骨できるように、火葬後の骨をパウダー状にしてくれるサービスもありました。

メモリアルダイヤモンド

ご遺体からダイヤモンドを作るというもの。
最低でも40万円は必要なのと、爬虫類ではそもそも重さが足りないということで、難しそうです。

陶器加工

遺骨をパウダー状にして、土に練りこみ、焼き上げるもの。
とある業者のお値段\80,000から。

剥製として残す(剥製葬)

剥製葬とも呼ばれるらしい。しかし、残念ながら調べた限り蛇の剥製を作っている業者さんがいらっしゃらない…。
うちの蛇くん、剥製にはできないのか…

(と言いつつ、実は自分でできてしまうのだけどね。)

調べたところ20㎝以下の小さめな亀やトカゲは取り扱っている業者様いるようです。

A社 亀(20㎝以下) ¥32,000+送料・手数料
トカゲ (30㎝以下) ¥37,000+送料・手数料
B社 亀(20㎝以下) ¥30,000+送料・手数料
ワニ(30㎝以下) ¥35,000+送料・手数料

骨格標本として残す(標本葬)

「標本葬」というのは、わたくし骨屋が勝手に名付けた、弔い方法です。
ご遺体を、骨格標本として残します。

フトアゴヒゲトカゲの全身骨格標本

フトアゴヒゲトカゲ

フトアゴヒゲトカゲの全身骨格標本

フトアゴヒゲトカゲ

フトアゴヒゲトカゲの全身骨格標本

フトアゴヒゲトカゲ

時にはこんなに小さな子のご依頼も。
体長10㎝ほどのオオバクチヤモリでした。

オオバクチヤモリの骨格標本

オオバクチヤモリ

オオバクチヤモリの骨格標本

オオバクチヤモリ

個人的に、爬虫類と標本葬は相性がいいのではと思っています。
というのも毛や羽がないので哺乳類や鳥類より、骨にになった時のギャップが少ないでのす。
そしてなにより、かっこいい。美しい。
こちらはコーンスネイクの骨です。

コーンスネイクの骨格標本

コーンスネイク

コーンスネイクの骨格標本

コーンスネイク

コーンといえばかわいらしいお顔ですが、骨にしてみると、その美しさに圧巻。

ヘビの体はほぼ背骨だけでできています。
ピットバイパー(マムシ亜科)の場合肋骨はなんと約200対(400個)!
それを一つ一つ丁寧に綺麗にしていくので、とても手間のかかる大変な作業ですが、出来上がった時の美しさには敵いません…。

また、

  • 全身骨格は置く場所がない
  • 予算が合わない
  • 身に着けたい

といった方には、アクセサリーにすることも可能です。

コーンスネイクの背骨で作ったブレスレッド

コーンスネイクの背骨で作った
ブレスレッド

コーンスネイクの背骨で作ったブレスレッド

コーンスネイクの背骨で作った
ブレスレッド

コーンスネイクの背骨で作ったブレスレッド

コーンスネイクの背骨で作った
ブレスレッド

というわけで、今回自身のやってる標本葬について少し紹介させていただきました。
気になる方は、下記バナーよりご覧ください。

ペットの骨格標本制作
cocoro

このブログの筆者

cocoro

標本製作歴10年以上。
大学は農学部に所属し骨に関する論文を書いて卒業。
その後web系の会社に就職し、2020年「骨屋」を開業。
現在「亡くなったペットを骨格標本として残す」事を主な事業として活動しています。

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